急のこと
彼とは友達。
一緒に飲みに行く事もあれば、日用雑貨の買出しに出かけることもありました。
2人の会話の中は「オリーブオイルはこっちの店が安かった」
なんてものが多かったので(笑)そこに甘い関係は一切ありませんでした。
あまりの仲のよさに「2人は恋人なの?」と言う人もいましたし、
そう思いこんでいる人もいましたが
2人としては「全く意識をしていない」関係性でした。
・・・そのつもりでした。
その日も何時もと変わらなく、無料出会い系を一緒に買いに出かけていました。
そして「ちょっと遊んでいこう」とゲームセンターへ行きました。
夢中になって遊んでいる彼をよそ目に私は座ってコーヒーを飲んでいました。
「勝った勝った」そう満足げに帰ってきた彼を見て
「子供みたい」と思わず笑ってしまいました。
ぶつぶつ後ろから文句が聞こえてくるのを聞こえないフリをして
私はゲームセンターから出ようとしていました。
その後ろからぶつぶつ言っている彼が急に
「愛してる」と言ったんです。
ぶつぶつの中ではあったものの(苦笑)「愛してる」という言葉だけはハッキリ聞こえました。
思わず振り返って
「急に何?冗談でもそういう事言わないで」
そういうと
「冗談じゃないよ」と言う逆援。
私は自分に何が起こったのか把握するまで時間がかかってしまいました。
ただ感じたのは心に広がるあたたかな気持ち。
それは見えなかった自分の彼に対する「好き」というセフレだったのでしょう。